私たちはアジアの女性と子どもの権利を守るため
   主に教育支援を中心に活動しているグループです。


おたがいさまプロジェクト報告

おたがいさまプロジェクト

おたがいさまプロジェクト

2018年2月より新事業「おたがいさまプロジェクト」がスタートしました。このプロジェクトはタイのチェンライでノンフォーマルエデュケーション教育のギー先生を協力者として実施しています。ギー先生が教えている子どもたちのほとんどは、家族関係に問題があって家を出てたり、山岳民族やミャンマーからの移民で国籍が無い子どもです。様々な問題が子どもたちをとりまいており、その状況も日々変化しています。「保護者が急に無職になってしまい、次の仕事が見つかるまで通学のスクールバス代が払えない」「家が火事になった」「バイクで事故にあったが治療費が支払えない」「お母さんが麻薬売買で逮捕された」等の問題が次から次へと発生しています。子どもだけではなく、彼らの住むコミュニティには弱者が集まっている場合が多く、支援を必要とする事例が日々持ち込まれます。
   
このプロジェクトは「困ったときはお互い様!」の気持ちで、毎月少額ではありますが、使途や期間を指定せず臨機応変に本当に助けを必要としている人に支援が届くようにと企画され、2月と3月は2件の支援を行いました。
1件目はHIV感染の母親と小学4年生の男の子への生活補助費です。母親は体調により日雇い労働もなかなか続けられません。今、タイは夏休みなので、男の子は洗濯や掃除などを手伝い母親を助けているそうです。2件目は帰る家のない青少年たちのためのシェルターへの支援です。どの財団の寮にも入れず、政府の施設からも取り残された、行くところがない15歳の少年2名がここで暮らしています。これまでは公園の隅や火葬場で寝泊まりしていましたが、そんな生活から抜け出したいと思っているこの子たちを、自立への道を進むことができるようにサポートしています。彼らは現在、バイクの修理工場でインターンをしながら中学卒業資格取得を目指しノンフォーマルエデュケーションを受けています。中学校の卒業資格を得て、バイクの修理技術が身につけば何とか自立へと漕ぎつけることができます。さらにそのうちの一人は無料の写真講座に通い技術を学んでいます。タイはポートレート写真を撮るスタジオも多いので、この方面でも将来への進路が見つかるかもしれません。自立の道を一生懸命模索する彼らの、はじめの第一歩を踏み出すお手伝いをしたいと思います。

おたがいさまプロジェクト


シングルマザーの母親が仕事を見つけるまでの2か月間の子どもの通学用バス代や、火事で家が燃えてしまった時の1か月間の食事代等、支援が必要なところに手を差し伸べるプロジェクトです。事態が悪化することを防ぐ事業で、緊急を要する案件に少額の支援を、短期間行います。
チェンライのノンフォーマルエデュケーション教育の先生がカウンターパートで、スラムや山をバイクで走り回り、緊急案件をAWCに連絡し、双方協議の上できる限り早く対処します。子どもが学校を諦めて退学してしまうことを防ぐことが目的です。 困った時はおたがいさまの安心感をタイに届けます。ご協力をお願い申し上げます。









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