私たちはアジアの女性と子どもの権利を守るため
   主に教育支援を中心に活動しているグループです。




2019年もどうぞ、宜しくお願い申し上げます。

 住み続けられるまちづくりを  マリ・クリスティーヌ

私たちの活動へのたくさんのご協力をありがとうございます。  

私たちは2018年度も様々な事業を実施して参りました。数々の継続事業に加え、昨年は女川町の獅子舞をタイにお連れして文化交流事業を実施しました。
タイの山地民の人々は、今も昔からの伝統的な暮らしを続けていますが、電気やテレビ、携帯電話などの普及の影響もあり伝統文化の継承が難しくなっています。自分たちの文化に誇りを持つ若者が減り、進学や就職で村を離れると戻らない状況も出てきていることは、村の崩壊につながる大きな問題です。
文化人類学上でも重要な彼らの文化が失われつつあることはとても残念で、文化継承の重要性を何とか伝えられないかと考えていたところ、子ども達への伝承に力を入れている宮城県文化財の獅子舞と出会いました。
女川町では、お正月やお祭りの時に獅子舞が家々を回り無病息災や大漁を祈る伝統が180年以上も続いていて、次世代への伝承にも力を入れています。東日本大震災の時には人口10,051人のうち約8,900人が被災し、大きな被害を受けた女川町ですが、2018年5月3日の熊野神社の大祭には氏子の方々が中心となって、犠牲者への鎮魂の祈りを込めた獅子舞を大人と子どもが一緒に行い、地域の復興への大きな力となりました。
SDGsの目標11は「住み続けられるまちづくりを」です。包摂的で、安全で、強靭で持続可能なまちのために必要なものは住宅や道路、上下水道等の様々なインフラ設備ですが、住み続けるために何よりも大切なのはそこに住んでいる人々の繋がりなのではないかと私は思います。どんなに立派な道路や建物があっても、そこに住む人々が自分達の地域を大切にしていかなくては「住み続けられるまち」にはならないからです。人びとのつながりが希薄になりつつある今、伝統文化の継承の大切さを伝える事業ができたことはSDGsへの貢献としても意義あることでした。この事業を助成して下さった国際交流基金アジアセンターを始め多くの方々のご協力に感謝申し上げます。

おたがいさまプロジェクト

2018年2月から開始した「おたがいさまプロジェクト」は、「困ったときは、おたがいさま」の気持ちで支え合う関係のプロジェクトです。


この事業をタイ側で管理して下さっているのは北部チェンライ県ノンフォーマルエデュケーションのギー先生です。先生の担当している子どもたちの多くはストリートチルドレンや移民の子どもたちで、子どもたち自身では解決することは難しい、複雑で根深い問題を抱えています。ギー先生は、子どもたちに勉強を教えるだけではなく、様々なライフスキルトレーニングや農業研修などを行っています。
「おたがいさまプロジェクト」では現在、ギー先生が子どもの保護のために開設した寮と母子家庭でHIVに感染している母と息子(小4、HIV感染なし)をサポートしています。
寮では4人の男子(15歳、16歳)が共同生活しています。4人中2人が無国籍で、1人は今後もタイ国籍が取れる見込みはありません。彼は幼い頃に母親とミャンマーからタイに移住してきました。母親は現在31歳なのですが、21歳の男性と交際しています。15歳の子にとって、自分とさほど年齢が変わらない男性が母親の恋人として一緒に暮らすことには耐え難いものがあるようです。そもそも母親とは幼い時からほとんど一緒に暮らしたことはなく、あちこちの施設をたらい回しに預けられていました。この母親もミャンマーにいる時に薬物中毒の夫から激しいDVを受けタイに逃げるように移住した経緯があります。当時まだ20代前半で、故郷を捨てて子どもを抱えて国を越えてきたと思うと綺麗事ばかりではない現実を感じます。 ギー先生の私設寮は既存の施設の枠組みには合わない、けれど家庭にもいられないという子どもたちの受け皿のような役割を果たしています。子どもたちが自分の足で自分の道を歩いて行けるように、お手伝いをしていきたいと思います。 (AWCユースリーダー 原梓)

シンポジウム「性暴力とSNS‐ネット社会を生きる子ども」


8月4日(土)13:00~15:00、AIDS文化フォーラムの分科会としてシンポジウム「性暴力とSNS-ネット社会を生きる子どもを守る-」を開催しました。講師に一般社団法人Colaboの仁藤夢乃さん、インターネットポリシースペシャリストの宮崎豊久さんを迎え、コーディネーターは代表のマリクリスティーヌが務めました。
居場所のない寂しさ、辛さからSNSに依存してしまう子どもを性搾取するおとながいるという事実を知り、それを子どもたちの自己責任と責めるのではなく、私たちに何ができるのか考える機会となりました。家庭環境が悪く自己肯定感が持てない、人に相談をした経験がないから気持ちをうまく表現できない、助けを求めることができないといった子どもの存在を改めて認識するとともに、子どもを商品として扱うおとなや社会に対してもっと敏感になり、反対する意識を持つことの大切さを学びました。
今年のノーベル平和賞はコンゴで医師として、攻撃の手段として行われている性暴力で傷ついた女性の治療を行っているドニ・ムクウェゲさんと、イラクでISの性奴隷として暴力を受け続けたナディア・ムラードさんに贈られました。性暴力の根絶に力を尽くしておられる方々です。性暴力はいかなる状況下でも許されるものではありません。AWCは設立した時から、女性や子どもの性暴力、性搾取の根絶をめざして活動してきました。これからもこの課題と真剣に向き合っていきたいと思います。

西日本豪雨支援事業

今年は、地震、大雨、豪雨による自然災害が相次いで日本を襲いました。被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。AWCでは呉市の男女共同参画グループからのご希望により、8月中旬に呉市の避難所に女性用の下着をお送りしました。猛暑が続く中、断水が続き洗濯なども自由にできない状況だったため、避難を余儀なくされた方々に大変喜ばれました。緊急募金に寄付をお寄せ下さった皆様に心からのお礼を申し上げます。

持続可能なまち

11月、タイから、最近チェンマイでは環境問題に配慮して、スーパーマーケットで野菜を売る時にプラスチックの包装ではなく、昔ながらにバナナの葉で包んで売ることを薦めるグループが出てきたと連絡がありました。チェンマイ市内のリンピンスーパーで実際にバナナの葉が使用されているようです。近代化が進むバンコクとは違う持続可能なまちを作っていこうとする若者たちの発想から生まれているプロジェクトです。



書き損じはがきで給食支援にご協力ください。

「おなかいっぱいプロジェクト」では、ご寄付いただいた書き損じはがきでチェンマイのストリートチルドレン保護施設の子どもたちの給食食材費として支援を続けています。書き損じはがき2枚で、3食分の給食食材費になります。ぜひ、ご自宅で眠っている書き損じはがきや未使用の切手がありましたら、AWC事務局までお送り下さい。

・アジアの女性と子どもネットワークではボランティアさんを大募集中です。

  ボランティアさん募集中です。短時間でも構いませんので、是非事務局まで
  ご連絡下さい。

   AWCでは、毎月第3木曜日13:30~17:00にAWC事務局でボランティアデーを実施しています。
   現地の最新情報や活動の話をしながら作業をしています。皆さまの参加をお待ちしています。

持続可能な開発目標(SDGs)


持続可能な開発目標とは、2001年に策定された「ミレニアム開発目標」の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組む普遍的なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。今年も、秋の国際協力イベントはこの「持続可能な目標」について、様々な団体が、世界の現状や私たちが考えるべき大切なことを紹介します。


西日本豪雨災害緊急募金のお願い


記録的な大雨で中国・四国地方を中心に6日~7日に土砂災害や河川氾濫が相次ぎました。被害は日を追うごとに拡大し、7月16日現在、広島、岡山、山口、鳥取の4県で死者163名、行方不明者22名、被災家屋は16772戸となりました。犠牲者の半数以上が広島、岡山両県に集中しています。 集中豪雨でお亡くなりになられて方々のご冥福をお祈り申し上げます。また被災された皆様に謹んでおお見舞い申し上げます。
このような状況を受け、私たちは被災地の方々を支援するために緊急募金を開始いたしました。みなさまのご協力をよろしくお願い申し上げます。









20年のあゆみ

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